OHYA CHEMICALS CO.,LTD  03.01.03  Top Page  Total Guide

焼付塗装

一般に加熱することによって硬化がぼぼ終了する塗装のことを焼付塗装ということが多いようです。粉体塗装電着塗装も通常は焼付硬化型ですが、これらについては、それぞれのリンクをごらんください。ここでは一般の液体塗料による塗装を説明します。塗る方法は当社では局部を除きほぼすべてエアスプレー吹付によっています。

焼付塗装の最大の特徴は加熱焼付工程が終了すれば基本的に梱包、運送が可能になるということです。これにより完成納期が読みやすくなります。反面、塗装膜厚を厚くするのには向かないため、強い防食性を要求される場合、下塗に工夫が必要になるなど、どちらかというと不向きな面が多くなります。

当社では以下に示す各種焼付塗装を最も得意とし、特にメラミン樹脂焼付については40年の経験を誇ります。もちろん大型品も含め、幅広く対応できます。

焼付塗装にはメラミン樹脂焼付塗装、エポキシ変性変性メラミン樹脂焼付塗装、アクリル樹脂焼付塗装、ポリエステル樹脂焼付塗装、フッ素樹脂焼付塗装、1液(1液型)ウレタン樹脂塗装などがあります。

 

メラミン樹脂焼付塗装

メラミン樹脂焼付塗装は塗料が安価で入手しやすく、もっとも一般的な焼付塗装といえます。ラッカー塗装などと比較すれば塗装膜も硬く耐久性も勝りますので工業製品としての面目を保てます。色や艶、模様などについて選べる幅が広いので空調された室内で使う製品などではこの塗装の指定がかなり多くなっています。屋外でも国内内陸の一般的環境ではよく用いられています。当社では最も作業実績の多い塗装です。

関連仕様表−> メラミンC仕様 メラミンB仕様

        電着メラミンC仕様 電着メラミンB仕様

 

エポキシ変性メラミン樹脂焼付塗装

少量のエポキシ樹脂のブレンドされたメラミン樹脂塗料を使用します。薬品などに対する性能がメラミン樹脂塗装より勝りますが、屋外では長期の光沢保持でやや劣ります。明るく薄い塗装色にはあまり向きません。この塗装については、現在、需要の関係からメラミンに比べて塗料の製造にやや時間がかかり、その分納期が長くなります。

関連仕様表−> エポメラC仕様 エポメラB仕様

        電着エポメラC仕様 電着エポメラB仕様

 

アクリル樹脂焼付塗装

薬品などに対する強度、屋外での光沢の保持ともにメラミン樹脂焼付塗装より良好で、1つ上のクラスの焼付塗装といえます。焼付温度もメラミン樹脂焼付塗装よりやや高くなります。需要はメラミン樹脂焼付塗装ほど多くはないですが常時対応できます。ただし塗料が指定されている場合が多いので、その際は必ず事前にお知らせください。

関連仕様表−> アクリルC仕様 アクリルB仕様

        電着アクリルC仕様 電着アクリルB仕様

 

ポリエステル樹脂焼付塗装(液体塗料使用)

屋外での光沢の保持などでメラミン樹脂焼付塗装より優れ、自動車や建設機械部品などの一部で用いられてます。(液体塗料使用)と表記したのは粉体塗装の多くがポリエステルなので誤解を避けるためです。常時対応できますが、通常は塗料が特定使用者向けとして出荷され原色などが市販されない受注生産品ですので、銘柄を詳しくお教えください。

 

フッ素樹脂焼付塗装

屋外での光沢や色彩の保持性が極めて優れた塗装です。長期にわたってほぼメンテナンスなしで塗装の外観を維持したい場合に使われます。塗料銘柄や性能の規定がない場合は常温硬化型のフッ素樹脂塗装(別リンクを見て下さい。)よりも硬化後すぐに運搬できるこちらをお勧めします。常時対応できますが、塗料の価格がかなり高いため必然的に塗装料金も高くなりますので使用目的をよく検討なさることをお勧めします。

 

1液(1液型)ウレタン樹脂塗装

ポリウレタン樹脂塗装ともいいます。熱を加えると働くブロックイソシアネートという硬化剤を含んだウレタン塗料で塗装すると、2液型のウレタン塗料と同じ光沢保持性が焼付塗装で得られます。焼付硬化温度はおよそ150度ぐらいです。常時対応できますが、需要が少ないので塗料の価格が(フッ素樹脂塗料ほどではないですが)高く必然的に塗装料金も高くなりますので使用目的をよく検討なさることをお勧めします。2液型のウレタン塗料を強制乾燥することをウレタン焼付という表記で指示されることがたまにありますが、その場合はこの塗装のことではありませんのでご注意下さい。

関連仕様表−> 1液ウレタン仕様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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